合格る計算・数学Ⅲは私立医学部を目指す人に使って欲しい!



「合格る計算 数学Ⅲ」は私立医学部を目指す人であれば、是非使って欲しい問題集です。

基本事項を整理しながら計算練習ができる優れた本です。

「合格る計算・数学Ⅲ」が医学部入試に役立つ理由

私立医学部の入試における数学Ⅲの難易度はこの参考書程度のことがあります。よって、この本を使うことが入試対策に直結します。例えば2018年度を例に挙げると、以下の大学の数学Ⅲはこの参考書レベルでした。

・埼玉医科大学 大問3

・国際医療福祉大学 大問4

・岩手医科大学 大問3

少ないと思われるかもしれません。しかし、この参考書に教科書の知識を加えるだけで、対応できる大学はかなり増えます。

「合格る計算・数学Ⅲ」を使う目的

この本のp.4にある「はじめに」に以下のことが書いてあります(表現はやや変えています)。

数学Ⅲにおける計算の重要性

理科系入試で最頻出である微積分は「計算」が占める割合が高く、数学的センスに関係なく演習量に比例して成績が上がりやすい努力分野と言われています。

しかし、実際には努力しても伸び悩む人が多くいます。その理由として、次の3つが挙げられます。

① 「計算」が下手、遅い

② 基本事項の理解の欠如(計算だけ出来れば良いわけではない)

③ ⅠAⅡB分野の基礎・計算力の欠如

入試問題において、「1つの計算」を上手くやるか下手にやるかによる違いはちっぽけなことでしょう。しかし、その「ちっぽけな違い」が

・得点力の違いになって現れる

・入試問題を解けるか解けないかの差になる

これが何万枚という答案を見てきて実感として思うことです。

出典:「合格る計算・数学Ⅲ」p.4

数Ⅲが出来ない3つの理由は同意します。③は特にそう思います。「数Ⅲが出来ない、苦手」って言っている生徒の多くはⅠAⅡBが出来ていません。数学Ⅲの計算練習は,ⅠAⅡB範囲の習得度チェックにもなるので、練習の価値は十分にあります。

あと、個人的な感想ですが、計算が下手な人の合格率はかなり低いです。例えば、以下のような人たちは要注意です。

・積分計算で置換積分が異常に多い人

・計算ミスをしても、「入試ではしませんから」と根拠のない自信がある人

・計算ミスを減らそうと努力しない人

「カルキュール」や「計算革命」などの本との違い

巷に出ている本の多くは、計算練習を機械的に多く解かせるだけです。数学で一番重要な「基本原理(基礎)」に則っていないので、大きな効果は得られません

この本は、数学Ⅲ分野の計算力を磨きながら、同時に基本体系(基本原理)を学べるように作りました

出典:「合格る計算・数学Ⅲ」p.5

ここに書いてある通り、この参考書を使うことで基本原理が学べ、さらには数学的なセンスも磨けます。詳しくは本書に譲りますが、この本には、微分せずにグラフを予測する方法が紹介されています。この力を身に着けることで、計算ミスも減りますし、時間も短縮できるようになります。一方、「カルキュール」や「計算革命」は、瞬間部分積分などの計算方法に焦点を当てています。つまり、単に計算を速くするためだけの計算ドリルです。ここが本書との大きな違いになります。

「合格る計算・数学Ⅲ」の問題数

ITEMが58あり、各ITEMに例題と類題がついています。

例題:129題

類題:605題

合計:734題

問題数はかなり多いです。しかし、全てを解く必要はありません。本の前書きにもありますが、「毎日20分を続ける」これが大事です。20分だと、1周目は例題全てと類題が1問くらいが限界でしょう。類題の残りは2周目に回せばOKです。

「合格る計算・数学Ⅲ」のレベル

表紙に書いてある通り、レベルは標準~発展です。簡単ではありません。一通りの基本事項が身についていないと進めるのは大変です。基本事項とは、例えば以下のようなことです。

・合成関数の微分ができる(時間がかかってもOK)

・微分してグラフを描ける

・部分積分ができる

・簡単な極限計算ができる

イメージとしては、教科書の例題のうち、簡単なものなら自力で解けるレベルに達していないと厳しいです。よって、「この本で部分積分を勉強しよう」みたいなことは出来ません。

「合格る計算・数学Ⅲ」を使うべき人の偏差値

偏差値45以上程度が目安です。上限はありません。東大を目指す人でも得られるものは多いと思います。使う使わないの判断基準は、志望校の過去問を解いてみることが一番です。解いてみて、時間に余裕があるのであれば使用しなくて大丈夫です。一方、全然足りないというのであれば使う価値はあります。ちなみに、この本を使ったからと言って偏差値は上がりません。それを目的にした本ではないからです。解法の見通しはよくなります。

「合格る計算・数学Ⅲ」の使い方

この本の使い方は以下です。

・正しい計算方法を身につける

・毎日20分を続ける

毎日ちょっとずつ進める本なので、勉強のメインとして使うものではありません。毎朝の頭の準備体操くらいの位置づけで構いません。また、姉妹書のⅠAⅡBをやっていなくても問題ありません。

正しい方法を身につける

本書を使う目的は、正しい計算方法を身につけることです。問題が解けた解けないは重要ではありません。この本には解法を以下のようにランク付けしています。

・正しい方法

・いまいちな方法

・へたな方法

・これは間違い

「正しい方法」で計算出来ることになるのが目標です。「へたな方法」だけど問題が解けたからいいや、はNGです。それをやると、この本を使ってる意味がありません。僕の生徒の中にもこの問題集を使う人がいます。「正しい方法を身につけるんだよ」と言っても、へたな方法から進歩しない生徒が毎年のようにいます。もちろん、計算力は伸びませんし、入試の結果も悪いです。気をつけて下さい。

1日20分を続ける

この本は毎日ちょっとずつ進めることが大切です。例えば以下のようなイメージです。

1日目;ITEM 19 の例題を解いてみる(正しい方法かどうかをチェック)。時間が余ったら類題をいくつか解く。

2日目;ITEM19の例題をざっと確認。約20分で、例題を出来るだけ解いてみる。

3日目:ITEM19が不安なら、類題の続きを進める。大丈夫そうであれば、次のITEMに進む。

ただし、ITEM39のように計算量が多くて、問題数も多い場合があります。こんな時は、ちょっとだけ手をつけて、残りは2周目に回しましょう。どれを解いたかわかるように、問題に印をつけておきましょう。1つのITEMを完璧にしないと次に進まない!なんて思ってると挫折しますので気をつけて下さい。

・毎日ちょっとずつ進める

・正しい計算方法を身につける

この2つを意識して頑張って下さい。

「合格る計算・数学Ⅲ」の使い方まとめ

・私立医学部合格に計算力は必須

・正しい計算方法を身につけるための本である

・1日20分を出来るだけ毎日続ける

・教科書の簡単な例題が解けるレベルじゃないと厳しい

・対象偏差値は45以上で、上限なし

・使うか否かの判断基準は、志望校の過去問を解いてみて時間に余裕があるかどうか



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